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マミ「それじゃあまたね、佐倉さん」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 15:29:18.11 ID:wjO6Fq6i0
まどかマギカSS

マミさんと杏子が昔出会ってたらという妄想SS
矛盾? 脳内保管してくださいお願いします

百合…書きたいのに書けない…

それでも立ったら書く

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:08:49.74 ID:PbHB6wlWO
支援してやるさ

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:29:21.01 ID:wjO6Fq6i0
QB「マミの家〜」



マミ「さ、遠慮せずあがってちょうだい」

杏子「お、お邪魔します……」

マミ「くすっ、さっきまでの態度はどうしたの? 親なんていないんだから、気を遣う必要も無いのよ?」

杏子「そ、そうなんだろうけどさ……誰かの家にあがるのなんて……」

マミ「久しぶり?」

杏子「ま、まぁ……そんなとこ……」

マミ「気にしないでくつろいでおいて。と言っても、特に何かがある家って訳でも無いんだけど。
   引っ越してきたばかりだから尚更ね」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:30:07.96 ID:wjO6Fq6i0
マミ「さて、それじゃあ早速、夕飯の準備でもしましょうかね」

杏子「あ、て、手伝おうか?」

マミ「結構よ。あなたはゆっくりのんびりくつろいでおいて」

杏子(って言われてもな……まぁ、菓子でも食ってノンビリ待たせて――)

マミ「あ、お菓子は食べちゃダメよ?」

杏子「な……! なんでだよっ」

マミ「空腹は最大の調味料、って言うでしょ。だから、お夕飯が終わるまではお菓子も没収〜」サッ

杏子「あぁ〜……」

マミ「というより、いつの間に買い物袋から抜き取ってたのよ。油断も隙も無いわね」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:31:15.77 ID:yauQF+iQ0
しえん

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:31:16.12 ID:wjO6Fq6i0
マミ「……どう?」

杏子「くっ……なんてこった……! 普通にうめぇじゃねぇか……!」

マミ「よしっ」グッ

杏子「この抜群な味付け……トロトロのタマゴ……オマエ、実は天才だな……?」

マミ「実は、って何よ。あぁ、ほら、慌てない慌てない。
   おかわりもあるから、ゆっくりと食べてちょうだい」

杏子「えっ!? おかわりして良いのか!?」パァッ

マミ「ええ。そんなに嬉しそうな顔で食べてくれるんなら、いくらでもどうぞ」

杏子「やりぃ♪」ガツガツ

マミ「……ふふっ」

杏子「あん? なんだよ、コッチ見て笑って」

マミ「ううん、別にあなたをバカにした訳じゃないの。
   ただ……ね……こういうの、良いなぁ、って思って」

杏子「…………」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:32:37.54 ID:wjO6Fq6i0
杏子「ふぅ〜……食った食った」

マミ「お粗末さまでした。それで、どう? これからも毎日来てくれる?」

杏子「ああ。むしろ、こんなに美味い飯を毎日ご馳走してもらって良いのかって、こっちが疑問に思っちまうほどだ」

マミ「ええ。ぜひ来てちょうだい。一人でご飯を食べたって、あまりおいしくないものね」

杏子「ふ〜ん……そういうもんかねぇ……」

マミ「ま、あなたには分からないかもしれないわね。
   ……さて、と……それじゃあ洗い物でもして……あ、お風呂も溜めないと……」

杏子「んじゃ、あたしは帰らせてもらおうかね」

マミ「え? もう帰っちゃうの? お風呂、入っていかない?」

杏子「いや、さすがにそこまで世話になる訳には……」

マミ「私は別に構わないわ」

杏子「でもなぁ……」

マミ「…………」

杏子「……そうだな……それじゃあ風呂、沸かしてくれよ。もらって帰るわ」

マミ「……うんっ」

杏子(……ったく……あんな寂しそうな顔すんなっての……)

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:33:22.85 ID:yauQF+iQ0
まみあん

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:33:28.71 ID:wjO6Fq6i0
杏子「ふぅ〜……さっぱりした〜……」

マミ「そう。それは良かったわ」

杏子「んじゃ、風呂も借りたし……」

マミ「待ちなさい」

杏子「あん? まだ何かあんのか?」

マミ「髪、乾かして帰らないと。風邪ひいちゃうわ」

杏子「あと半月もすれば四月だってのに、風邪なんてひくかっての」

マミ「良いからほら、ドライヤーで乾かしてあげるから」

杏子「ちっ……面倒だなぁ……」

マミ「人の好意は受け取るものよ」

杏子「はいはい。全く……本当、お母さんみたいなやつだな、オマエ」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:34:42.72 ID:wjO6Fq6i0
マミ「…………」

杏子「…………」

マミ「……あ、枝毛」

杏子「あん?」

マミ「ちゃんとお手入れして無いから……こんなに長い髪なのに、もったいない」

杏子「んなもん、野郎にモテたいヤツがすることだろ?」

マミ「違いますっ、レディとして、最低限のたしなみよ」

杏子「たしなみねぇ……正直、んなことやってる余裕があんまないんだよな。
   風呂もそんなに入ってる余裕ねぇし」

マミ「魔女狩りって言っても、そんなに切羽は詰まらないでしょ」

杏子「ちげぇよ。やっぱ特定の家を持ってないとさ、風呂なんて滅多に入れねぇんだよ」

マミ「……………………今、なんて言った?」

杏子「あぁ? だから、特定の家を持ってないと――」

マミ「ってことはあなた、まさか野宿して生活してるの!?」

杏子「ああぁぁ……んん〜……まぁ、そうなるのかな……」

杏子(あの焼けてボロボロになった教会が家だって言っても……雨風が防げるぐらいだしな……)

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:35:52.37 ID:wjO6Fq6i0
マミ「そんな……ありえない……こんな若い女の子が、野宿だなんて……」

杏子「いや、慣れちまえばどうってことねぇよ?」

マミ「いけません! 危ないでしょっ! 変な男に絡まれたりしたらどうするつもり!?」

杏子「どうするって……魔法少女の力を使ってぶっ飛ばすけど……」

マミ「そんなの危ないでしょっ!」

杏子「いや、でも今のところ何の被害も被ってねぇし……それにさ、あたしなんかを狙うやつなんてそんなに……」

マミ「自分を軽視して油断するのが、一番危ないのよっ!」

杏子「……そうかなぁ……」

マミ「…………」

杏子(……しまったなぁ……口を滑らせるんじゃなかった……なんか考えてるし……厄介なことになりそうだな〜……)

マミ「よしっ、分かったわ」

杏子「いや、遠慮――」

マミ「あなた、今日からここに住みなさい」

杏子「――する、って言いたかったんだけどなぁ……」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:36:42.63 ID:wjO6Fq6i0
杏子「いや、でもほら、あたしたち敵同士だし……」

マミ「いいえ、協力関係を結び合った仲よ」

杏子「こんな時だけ都合よく……」

マミ「という訳で、今日からあなたはココで寝泊りをすることになりま〜す」

杏子「いやいやいや! 勝手に決めるなって!」

マミ「はいもう決定! 変更不可!」

杏子「変えさせろって!」

マミ「無理! 不許可! 不可能!」

杏子「なんだよそれ!」

マミ「まあまあ。ほら、よくよく考えてみなさい。
   お金の掛からない食事が出てくる宿が見つかったって思えば。
   ほら、お得感満載」

杏子「うっ……確かにそうやって結果だけ提示されると……悪い話じゃないような気がしてくる……」

マミ「ほら良かったじゃない。どうせ女の子の一人暮らしだから、遠慮することも無いんだし」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:37:55.53 ID:wjO6Fq6i0
杏子「でも……オマエは本当にそれで良いのか?」

マミ「良いも何も、私からあなたに居て欲しい、ってお願いしてるんだけどなぁ」

杏子「……はぁ……分かったよ。確かにその辺で寝泊りするよりもマシだしな」

マミ「ふふっ、話が早くて助かるわ」

杏子「ま、どうせ魔女が大量発生している間だけの関係だしな。
   ソレが終わったら、アンタ個人との関係は続くけど、魔女を含ませた関係ではなくなるし。
   そうなったら、同じ空間に魔法少女がいても気にもならなくなるさ」

マミ「え? もしかして、この関係が終わった後も、家にいてくれるの……?」

杏子「ん? もちろん、アンタが迷惑だって言うんなら出て行くさ」

マミ「……まさか。居てくれるって言ってくれて、むしろ嬉しかったぐらいよ。……ありがとう」

杏子「はんっ。礼を言うのはコッチだろ? アンタが言うのは筋が違うってもんさ」

マミ「それでも……ありがとう」

杏子(……なんてホッとした表情するんだよ……コイツは……)

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:38:48.96 ID:wjO6Fq6i0
マミ「それじゃ、魔女でも探しに行きましょうか」

杏子「ああ、はいはい。って、それだったらなんであたしは風呂に入れられたんだよ……」

マミ「戦いの前にもお風呂は入っておくものよ。
   そうしたら、帰ってきたときはシャワーだけで済ませられるでしょ」

杏子「あたしからしてみれば、元々シャワーだけでも十分だと思うんだけどな」

マミ「そんなわけないでしょっ。だから髪だって枝毛があるのよ」

杏子「だからあたしは気にしてねぇって」

マミ「全く……」

杏子「って言うか、それだとオマエはまだ風呂に入ってねぇじゃねぇか」

マミ「ま、時間も時間だし、帰って来てから入ることにするわ。
   これからはあなたも一緒に暮らすんだし、その辺りの時間管理もしっかりとしないとね」

杏子「ま、自由にしてくれ。アンタの家なんだしな」

マミ「いいえ。私と、あなたの家よ」

杏子「……けっ、勝手に決め付けやがってよ……」

マミ「ふふっ……それじゃ、行きましょうか」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:39:27.50 ID:wjO6Fq6i0
〜〜〜〜〜〜

杏子「あぁ〜あ……疲れた」

マミ「こらこら、帰ってきたらただいまでしょ」

杏子「ああ、はいはい。ただいま」

マミ「はい、おかえりなさい」

杏子「って言っても、オマエだって一緒に帰ってきたじゃねぇか」

マミ「だから私も。ただいま」

杏子「…………」

マミ「…………」

杏子「……ちっ……はいはい。おかえりおかえり」

マミ「うんっ。ただいま」ニコッ

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:41:45.53 ID:/+4RJ8D50
やっぱ杏子ちゃんと仲良くなるのは餌付けが一番早いな

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:43:14.69 ID:wjO6Fq6i0
杏子「さぁってと……もう朝方だし、疲れてきたし、あたしは寝るよ」

マミ「あら、シャワーは良いの?」

杏子「起きたら浴びさせてもらうよ。さすがに、一日にニ体も魔女を相手にすると疲れちまう」

マミ「一緒に入らないの?」

杏子「入るかよ、ばーか」

マミ「あらそう。それじゃ、おやすみなさい」クスクス

杏子「ああ。オマエも、早く休めよ。
   魔女を倒したのが一体って言っても、使い魔をニ体も倒してたんだからな」

マミ「そうね。ちょっと嬉しくて、はしゃぎすぎちゃったかもね」

杏子「……ふんっ。ま、身体はしっかりと休めておけよ」

マミ「ふふっ、お気遣いありがとう」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:44:50.48 ID:wjO6Fq6i0
キュッ

シャー…

杏子「…………」

杏子(それにしても……キュゥべぇの言ってた通り、魔女の数は確かに増えてきてる。
   もし今日アイツがいなかったら、魔女をまた一体取り逃してたとこだ……)

マミ「…………」シャー

マミ(もしかしたら、この町での魔女の大量発生……何か原因があるのかもしれない)

杏子(使い魔の数だって尋常じゃない。アイツが倒せず、あたしが把握してる分だけでも、三体はいた)

マミ(それでも、原因を解明できるほど、私も詳しいわけじゃない。
   ……だからまずは、数を減らすことから始めないと)

杏子(……この町の人間を救うため、なんて大義名分を掲げるつもりはねぇけどよ……
   たまに寂しそうにするアイツの負担が増えるのは、正直良い気がしねぇな……)

マミ(そのためにも、使い魔と魔女、両方を倒し続けていく必要がある)

杏子(だったらあたしも、使い魔と魔女、両方を倒していくしかねぇってことか……)

杏子「……はぁ……」

杏子(面倒だし柄でもねぇし、得も何もねぇけどよ……
   ま、泊めさせてもらってる恩ぐらい、返しとかねぇとな。
   魔法少女としてのあたしらしくはねぇけど、さ……)

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:45:22.83 ID:wjO6Fq6i0
〜〜〜〜〜〜

キュッ

ガチャッ

マミ「ふぅ……」

マミ(ちょっと長風呂しすぎちゃったかも……)

マミ「……あら?」

杏子「…………」クゥ〜…クゥ〜…

マミ「ふふっ、ソファで寝ちゃって……別にベッドを使っても良かったのに」

マミ(ホント、妙なところで気を遣って……)

トコトコ…

ガチャッ

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:46:18.88 ID:wjO6Fq6i0
パタン

…トコトコ

マミ「全く……何も掛けないで寝てたら、風邪ひいちゃうわよ」

パサッ

杏子「…………」クゥ〜…クゥ〜…

マミ「……本当、可愛い寝顔」

杏子「…………」クゥ〜…クゥ〜……

マミ「……あなた、前に私のことを正義の味方って言ってたけど……私だって、グリーフシードに余裕がなかったら、あんな人助けみたいなことしないのよ。
   自分のために誰かを救いたいけれど、自分を殺してまではしないの。
   正義の味方と違って、命あっての物種、なんて考えて」

杏子「…………」

マミ「……何言ってんだろ、私。あなたが寝てる時に、あなたに嫌われないために言い訳しちゃって。
   自分も結局は、あなたと一緒で魔法少女らしい思考を持ち合わせてる、なんて言っちゃって」

杏子「…………」

マミ「ズルいよね、私」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:46:54.84 ID:wjO6Fq6i0
杏子「…………」

マミ「でも……そんなズルい私と一緒にいてくれて、ありがとう」

杏子「…………」

マミ「寂しかったから、嬉しかったの。一緒にいてくれて。
   この関係が終わっても、一緒にいてくれるって言ってくれて」

杏子「…………」

マミ「だから……別々の担当地域にはなるだろうけど、これからもずっと魔法少女同士、仲良くなりたいな。
   ……その時はぜひ、名前……呼び合おうね」

杏子「…………」

マミ「それじゃ、おやすみ」

杏子「…………」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:47:42.42 ID:wjO6Fq6i0
パタン

杏子「…………」

杏子(はぁ〜あ……全く……寂しいなら寂しいって言えっての。
   自分が貫いてるもんの裏側まで喋ってさ……そんなにしてまで独りに戻るのがイヤだったら、
   あたしがちゃんと聞ける時に正直に言えっての)

杏子「バカじゃん。全く……」

杏子(でも……不器用なのはあたしも一緒か……魔法少女としての孤独を受け入れてるか、受け入れないとと想っているかの違いだけで……)

杏子「似てるのかもな……アイツとあたしって」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:50:13.50 ID:wjO6Fq6i0
QB「そんな共同生活が、一週間続きました」



杏子「ふぅ〜……」

杏子(今日はこの辺でいいか。使い魔二体に魔女一体……結構な戦果じゃねぇか。
   近頃は、魔女の出現数も心なしか減ってきてるみたいだし……そろそろ終わりも近いのかもな)

杏子「…………」

杏子(……って、なに残念がってんだか、あたし。
   どうせこの後もアイツとは生活していくわけだし、気にする必要もねぇってのによ)

杏子「……ん?」

杏子(この反応は……アイツまだ戦ってんのか? 結構手こずってるみてぇだな……)

マミ『互いが互いの魔女と戦ってる間は不干渉……コレは立派な認識しておくべき線引きよ』

杏子(……ま、そう言ったのはアイツ自身だしな……気にすることもねぇか……)

杏子「…………」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:51:14.00 ID:yauQF+iQ0
嫌な予感がするけど気のせいだよね

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:51:29.49 ID:wjO6Fq6i0
杏子(なぁんて思ってたのによ……結局見に来ちまってるよ……あたし)

マミ「……っ!」バンッ! バンッ!

杏子(二挺のマスケット銃……そして始めて会ったときに見たあのデッカイの……なるほど、典型的な遠距離型って訳か)

杏子「…………」

杏子(にしても相性がわりぃな……。
   あの二挺の銃、消耗しちまったせいか単発式のものしか呼び出せてねぇし、新しいのを呼び出すまでの隙がある。
   たぶん、普通の魔女ならそれでもどうにかなってたんだろうが……
   今の相手の速さじゃとてもじゃねぇけど、大技を撃てる隙を作るなんてことは出来ねぇ……)

マミ「っ!」バンッ! バンッ!

杏子(さて……アイツ、どうするつもりだ……?)

マミ「……っ!」

杏子(いや……この反応はっ……!)

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:52:19.85 ID:wjO6Fq6i0
マミ(このままだとジリ貧だわ……新しい銃を呼び出している間に、距離を詰められちゃう……
   だからといって、このまま普通のマスケット銃で相手をしてても意味が無い……
   大技で一撃で仕留めない限り、どうにか出来る相手でもない……)

マミ「っ!」バンッ! バンッ!

マミ(さて……ならどうする……)カチャ、ガチャ

マミ「…………」バンッ! バンッ!

マミ(……拘束魔法……試してみるしかないか……!)カチャ、ガチャ

マミ「はぁっ!」バンッ! バンッ! 

魔女「…………!」ドン! ドン!

キュ

パアァ…!

魔女「…………!」グッ…ググッ……!

マミ(よしっ! 今の内に距離を取って――)

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:53:17.44 ID:wjO6Fq6i0
マミ「ティロ・――」

魔女「…………っ! アアアアアアアアアア……!」ギュシュルルルル…!

マミ(え……? そんな、あの状態から攻撃できるなんて……! ダメ、防御が……!)

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:54:35.24 ID:wjO6Fq6i0
杏子「はぁっ!」

ザン!

マミ「…………え?」

杏子「そぉりゃぁっ!」

バシュシュシュシュ…!

杏子「ふぅ……大丈夫か、オイ」

マミ「あ、あなた……」

杏子「手出し無用、なんて言うんじゃねぇぞ」

マミ「まさか……私が、やられそうだったから……」

杏子「……ちげぇよ」

杏子(本当はソレもあるが……)

杏子「あの魔女……一体じゃねぇ」

マミ「……え?」

杏子「二体一緒にいやがる」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:55:00.36 ID:yauQF+iQ0
ほふう・・・・

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:55:44.97 ID:wjO6Fq6i0
杏子「アンタの拘束は完璧だった。たぶん、あの魔女が一体で行動してたんなら、あの後の一撃で終わってただろうさ」

マミ「で、でも……魔女が二体一組で行動してるなんて……」

杏子「ああ、あたしも始めて見た。
   が……目の前のヤツは間違いなく、二体一組だ。
   拘束されてるやつと、今再生してるヤツ。
   ほら、人の中にも他人を無性に惹きつけるヤツがいたりするだろ? たぶん、ああいう類なんだよ」

マミ「……それじゃあもしかして、今まで魔女が大量発生していたのは……」

杏子「たぶん、アイツらのどっちかがその惹きつけるタイプってやつで、ソレに吸い寄せられてたんだろ」

マミ「それじゃ……あの魔女を倒せば」

杏子「ああ。憶測に過ぎないが、魔女の大量発生を抑えられる可能性がある」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:56:32.53 ID:wjO6Fq6i0
マミ「……そう言えばお礼、言ってなかったわね。ありがとう、助けてくれて」

杏子「はんっ、気にすんなって。
   アンタが死んだ後にアイツら二体同時相手だと、あたしでも分が悪いって思っただけさ」

マミ「……ま、そういうことにしておくわ」

杏子「んだよ、ソレ」

マミ「別に。ほら、今は目の前の敵、でしょ」

杏子「っるせいなぁ……やられかけてたやつが仕切るなっての」

マミ「ごめんなさい。ただちょっと、助けてもらえて嬉しくて、舞い上がっちゃって」

杏子「……あっ、そ」

マミ「ええ。それに……面白いこと思いついちゃって」

杏子「面白いこと?」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:57:17.74 ID:wjO6Fq6i0
マミ「私の武器、単発式のマスケット銃二挺だけなんだけど……これじゃあ連射がきかないのよ」

杏子「それじゃ、単発式じゃねぇのを呼べば良いだけじゃねぇか」

マミ「ま、それもそうなんだけど……アレだけ速い敵だと、それもどうも上手くいかなくてね」

杏子「んじゃ、どうするつもりだ?」

マミ「それは……そうね、実際にやってみようかな」

杏子「あん?」

マミ「あなた、敵に突進してもらえる?」

杏子「はぁっ!?」

マミ「さっき私にされた無数の帯みたいな攻撃……アレは全部、私が撃ち弾いてみせるから」

杏子「でもさっき連射は出来ねぇって」

マミ「…………」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:57:56.56 ID:wjO6Fq6i0
杏子「……はぁ……分かったよ、信用してやるよ。その面白いことってのを」

マミ「ありがとう」

杏子「でもそれだと、オマエへの防御も無くなっちまうぞ?」

マミ「それも大丈夫。攻防一体の攻撃、みたいなものだから」

杏子「そうかい。んじゃ……信じてみますかっ!」ダッ!

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 16:58:47.49 ID:wjO6Fq6i0
マミ(二挺で足りないなら……そう……無数に呼べば良いだけの話っ!)

マミ「きてっ!」

パァ…

ザザザン! ザザザザザザン!

杏子(っ! 自分の周りに無数の銃を……! なるほどね……)

マミ「さあ……いくわよっ!」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:01:23.94 ID:/+4RJ8D50
C

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:01:30.64 ID:wjO6Fq6i0
マミ「っ!」パン! パン! パパパン!

杏子(すげぇ……本当に敵の攻撃がこねぇ……! これなら――一直線に……!」

魔女「…………っ!」グッ! ググッ!

杏子「へっ! そんなに辛いならよ! その拘束、今斬ってやるよ! オマエごとなっ!」ザンッ!

魔女「アアアアアアアアアアアアア……!」

魔女2「っ……!」グフォォ…!

杏子「なるほどね……背中を壁にしてアイツの銃弾を防ごうってのかい。そしてあたしの後ろから攻撃、と」

魔女2「…………!」

杏子「でも残念。さっきまでの攻撃ならソレでいけたんだろうが……
   今、そんな無防備な姿をアイツに晒しちまったら――」

マミ「ティロ・――」

杏子「――普通に、やられちまうぞ?」ニヤッ

マミ「――フィナーレッ!」パウゥン…!

魔女2「っ!」

杏子「あばよ。あたしら二人の前に、アンタらは小物過ぎた」

魔女2「オオオオオオオオオオオオオオ……!」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:03:51.26 ID:wjO6Fq6i0
杏子「ふぅ……終わったな」

マミ「ええ。……なんとか、ね」

杏子「余裕が無かったのはアンタだけだろ? あたしは全然大丈夫だったぞ」

マミ「あら、私の新技、見てなかったの?」

杏子「見てたよ。確かにアレなら、接近戦でも大丈夫だろうけどさ」

マミ「でしょ? 我ながらいいこと思いついたと思うのよ」

QB「本当、よくやったね、二人共」

マミ「っ!」
杏子「っ!」

マミ「キュゥべぇ……」

杏子「ちっ……今まで出てこなかったくせに、都合が良くなったら出てくるんだな」

QB「悪い悪い。コッチにだって、都合があるんだよ」

杏子「都合ねぇ……大方、他にも魔法少女を増やしてきてたんだろ?」

QB「そんなところさ」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:05:04.26 ID:wjO6Fq6i0
QB「ただ、残念なお知らせもあってね」

マミ「どうしたの?」

QB「マミが元々担当していた地域の魔法少女は見つかったんだけど……
   同時に、他の地区の魔法少女が魔女にやらてしまってね」

杏子「……んで、それがあたし等となんの関係があるってんだ?」

QB「珍しく察しが悪いね、杏子。それともそれはワザとなのかな?」

杏子「あん?」

QB「マミと離れたくないから、察していることを言わない、とか」

杏子「んなことねぇよ」

QB「そうかい? でも今回、キミにしては珍しく使い魔まで――」

杏子「それ以上は黙ってろ。八つ裂きにすんぞ」

QB「――はぁ……分かったよ。それよりも本題だ」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:05:52.60 ID:wjO6Fq6i0
QB「それで、その空席になった地域に、二人のどちらかが向かって欲しいんだ」

マミ「え……?」

杏子(やっぱりな……)

マミ「ちなみにキュゥべぇ、それってココから遠い場所なの?」

QB「ああ。悪いけど、ここから毎日向かうって事は出来ない距離だ」

マミ「そう……それじゃあ私が――」

杏子「あたしが行くよ、その地域」

マミ「――え?」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:07:41.34 ID:PbHB6wlWO
ああ、本編に繋がるのか…

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:08:20.21 ID:wjO6Fq6i0
杏子「アンタ、春からこの町にある学校に通いだすんだろ?
   だったら、わざわざ引っ越す必要もねぇよ。せっかくの学生生活だ。楽しみな」

マミ「でも……元々この町は、あなたのテリトリーだったのよ?」

杏子「だからって、また引っ越すなんて話はややこしくなるだろ?
   ここには家を持たない魔法少女が一人いるんだ。ソッチを使った方が頭も良い」

杏子(それにキュゥべぇだって、それが分かってるからあたし達に――いや、あたしが断れない状況で声を掛けたんだろうしな……)

杏子「だからま、ここはオマエに譲ってやるよ。良い縄張りだったんだけどな」

マミ「……良いの?」

杏子「良いも何も、オマエなら譲っても良いってあたしが思ったんだ。だから、頼んだよ」

マミ「……うんっ」

杏子「よし、良い返事だ」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:09:16.91 ID:wjO6Fq6i0
杏子「んじゃ、ちょっくら行って来るよ。
   都合が良くなったら戻ってくるから、それまでこの町の魔法少女のままでいろよ」

マミ「……あの!」

杏子「あん?」

マミ「あなたの……あなたの名前……教えて欲しいの」

杏子「ああ〜……あんま人に名乗るのは得意じゃねぇんだよな……」

QB「佐倉杏子だよ、彼女は」

杏子「ちょっ、オマエ!」

マミ「……分かった。……それじゃあまたね、佐倉さん」

杏子「……けっ。……ああ。またな、マミ」

マミ「っ……! うんっ!」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:09:52.82 ID:wjO6Fq6i0
マミ「戻ってきたら、ぜひ私の家に寄ってね!」

杏子「ああ、はいはい」ヒラヒラ

マミ「また、泊まって行ってねっ!」

杏子「っるせぇ! そんな大声で言ってたら、近所迷惑だろうがっ!」

マミ「あはは……うん、ごめんね!」

杏子「……けっ」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:11:06.41 ID:yauQF+iQ0
なきたくなってきた

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:11:23.12 ID:wjO6Fq6i0
マミ「……行っちゃった……」

QB「ごめんね、マミ」

マミ「なにが?」

QB「せっかく、魔法少女としての仲間が出来たのに……」

マミ「……良いのよ、別に。
   確かに寂しいけど……ずっと一緒にいて、コンビを組みたかったけど……仕方の無いことだもの」

QB「そうかい……。
  まぁ、この町にも新しい魔法少女がいるかもしれないからね」

マミ「あら、そしたら私は先輩になっちゃうのかな」

QB「そうだね。そしたら、その子に魔法少女を教えるって意味もあるから、ずっとコンビでいられるよ」

マミ「そっか……それじゃ、それまで死なないようにしなくちゃね」

マミ(それに……佐倉さん。……あなたにまた、会うためにも……)



終わり

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:12:09.08 ID:yauQF+iQ0
ごちそうさまでしたひじょうにおもしろかったですぺろ

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:13:01.49 ID:82Foplza0
よくも3話で死んだキャラでここまで妄想できるな

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:15:40.42 ID:/+4RJ8D50



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:17:21.02 ID:wjO6Fq6i0
通算九度目のSSスレ立て三度目のまどマギ
実際マミさんと杏子は会っていたのかな? 杏子はマミさんの名前呼んでるけどどうなのかな?

なんて考えながら妄想した

ちなみにこっから本編に繋がる
「マミの奴がくたばったって聞いて」って言ってたのは強がりなんじゃね
そうだったら杏子マジ可愛い

最初にさやかを敵視してたのはマミさんの劣化に見えたからなんじゃ…みたいな妄想もしつつです
杏子マジのマジで最高可愛い

潰すとか言ってたのはマミさんの縄張りを引き継ぎたかったからなんzy(ry


次はキャラを壊してでもはちゃめちゃなの書きたいな



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:32:00.63 ID:PbHB6wlWO
マミさん……

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 17:37:45.28 ID:xEWrisP90
スレタイでエスパー魔美かと思って何一人芝居してんのって思った

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